2010年10月9日土曜日

10/6フライス盤開始

切り口にあたる面の1方をフライス盤で削った。
ちなみに「フライス」とはフランス語らしい。
工具は正面フライスを使用。
フライス盤に取り付ける箇所(アーバ)の下に
UFOみたいな形の土台があり、円周よりちょっと内側に
歯が6個ついていた。(6個と決まっているわけではないみたい)
今回の歯はサーメットという材質だそうで、
「セラミック+メタル」が語源の、日本独自の用語らしい。

フライス盤のテーブルの上に、
ワーク(切り出した材料)を固定するためのバイスを置く。
これが重たいのなんの!50kgは軽くありそう。
8人中女性5人で、みんな2人がかりでもろくに持てない…。
加工の現場に男手が必要な理由が分かった気がする;;。
でも先生も女性だけど、バイス一人で持ち上げてた…。
バイスの口金を開けるのも、先生はハンドル使わずに
軸を直に掴んで回しちゃうし。
鍛えればなんとかなる、のか?!

で、バイスにワークを挟む。
底上げに平行台を置き、その上にワークを置き、
表面がまだ凸凹なので、点で支えることにならないよう、
口金とワークの間にクッションにするための銅版を挟み、
口金を油圧で1tの力で締め付ける。
…先生は油圧じゃなくて手動のみのバイスのほうが
現場じゃ一般的だと言っていたけどね。

で、最初はまずゼロセット。
正面フライスを回転させ、
ハンドル手回しで徐々にニーを、
歯がワークにかすかに当るまで上昇させて、
そこの目盛りを0にセット。
その後0.2mmニーを下げ(逃がし)、
テーブルを手動で左に動かし、
今回削る分、1mmに目盛りがなるようにニーをセットしたら、
手回しでテーブルを送りながら削る。
ちなみに飛ぶ切子は小さなほうきで避けました。

今回は荒加工、次は仕上げ加工。
でもその前に、歯の回転スピードや、テープルの送る速さなどを
決めないといけなくて、しばし計算タイム。
正面フライスの歯の円周、歯の数、歯の材質、
それに削る材料で結構異なるんですね。

その結果、回転数を720rpmに上げて、
(荒削りはあらかじめ丁度いい530になっていました)
今度は自動送り、分速648mmで削りました。

歯が描く円弧が残って、なんとなくバウムクーヘンのような
模様が表面に出来上がりました。
光沢も結構出てます。
先生曰く、Ra0.6にはなっているとのこと。
でも手で触るとまだ凸凹を感じます。人間の手ってすごい?

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